試験を苦手としている人が、介護に関する資格勉強を始める場合、各種の資格スクールなどに通い、授業を受けるのが確実です。分からない部分があっても気軽に質問ができますし、1人では投げ出してしまいそうな場面でも資格合格を目指す仲間が一緒にいれば、乗り切れる可能性は大きく高まります。一方で、独学の勉強が全く駄目というわけではなく、試験が苦手であっても、資格を取得することは工夫次第で十分可能です。

独学で資格取得を目指す場合、まずやるべきなのは合格までの効率的な道筋を立てることです。あらゆる科目に強いというのは理想の姿ではあるものの、バランスよく勉強を進めると、どの科目も中途半端な状態になりかねません。特に、働きながら資格取得を目指す場合、勉強の時間を確保するだけでも大変なので、効率よく点数を稼ぐ方法を模索することが欠かせません。まずは科目と、どのような問題が出題されるのかをチェックし、得意そうなもの、苦手そうなものに分類します。得意な科目の点数を底上げするのはなかなか大変ですが、苦手な科目で点数を大幅に上げるのは比較的難易度が低いので、苦手な科目の勉強を重点的に行うのが有効です。

そして、参考書をうまく活用するのもポイントで、点数に直結しやすい頻出の大事な部分をしっかり覚えていけば、効率よく点数を稼げます。過去問題集に収録されたテストで実力を試し、理解が不十分な部分を見つけだしながら調整することも欠かせません。